新型エルグランドの価格はいくら?689万7,000円からのグレード・乗り出し総額・5年費用
2026年7月26日更新
新型エルグランドを買うために必要なのは、車両価格689万7,000円だけではありません。税金や登録費用、フロアカーペットなどを加えた現実的な乗り出し総額は、X e-4ORCEで約735万〜845万円、G e-4ORCEで約803万〜913万円がひとつの目安です。
金額に幅があるのは、購入地域、登録時期、任意保険、ボディカラー、メーカーオプション、販売店で選ぶ付属品が人によって大きく違うためです。以下では、2026年7月26日に確認した日産公式情報と、条件を明示した試算を分けて整理します。「月々いくら」だけで判断せず、5年間に財布から出ていく金額まで確認してからグレードを選びましょう。

新型エルグランドは2026年7月16日発売、価格は689万7,000円から
4代目となる新型エルグランドは2026年7月16日に発売されました。標準モデルはX e-4ORCEとG e-4ORCEの2グレードで、いずれも第3世代e-POWERと電動駆動4輪制御「e-4ORCE」を組み合わせた4WDです。従来のように、安価な2WDやガソリンだけで走る廉価グレードを選ぶ構成ではありません。
日産公式ページが表示する価格は、2026年7月現在の東京地区メーカー希望小売価格、消費税込みです。販売価格は各販売会社が決めるため、メーカー希望小売価格と最終見積額は同じとは限りません。また、保険料、消費税以外の税金、登録に伴う費用、リサイクル料金、メーカーオプション、ディーラーオプション、特別塗装色は含まれていません。
| モデル | ベース/位置づけ | 価格(税込) | 標準Xとの差 |
|---|---|---|---|
| X e-4ORCE | 標準・基本グレード | 6,897,000円 | 基準 |
| G e-4ORCE | 標準・上級グレード | 7,579,000円 | +682,000円 |
| AUTECH LINE e-4ORCE | Xベースの専用内外装 | 7,179,700円 | +282,700円 |
| ステップタイプ X e-4ORCE | 乗降用ロングステップ | 7,146,700円 | +249,700円 |
| AUTECH LINE e-4ORCE “G-spec” | Gベースの専用内外装 | 7,784,700円 | +887,700円 |
| AUTECH | Gベースの上級カスタムカー | 8,247,800円 | +1,350,800円 |
| VIP | 後席重視の最上級仕様 | 8,698,800円 | +1,801,800円 |
ステップタイプにはGやAUTECH LINEベースもあり、価格は7,146,700円から8,034,400円です。AUTECHは2026年8月上旬発売、ほかの標準車・カスタムカーは2026年7月の案内です。仕様や納期は販売店ごとに確認してください。
公式情報:日産 エルグランド商品情報、価格・グレード、日産グローバルニュースルーム(2026年7月16日発表)、AUTECH、ステップタイプ(いずれも2026年7月26日確認)
XとGは68万2,000円差。どちらを選ぶべき?
価格を抑えたいなら、まずX e-4ORCEを基準に見積もるのがわかりやすい選び方です。走行の核となる第3世代e-POWERとe-4ORCEは共通で、標準X/GのWLTCモード燃費は16.8km/Lです。Gとの差額68万2,000円を払う価値があるかは、カタログの装備数ではなく、家族が毎回使う後席装備、シート表皮、ディスプレイ、運転支援、音響などで判断します。
X e-4ORCEが向く人
- 新型エルグランドの走りと4WD性能を、できるだけ低い総額で手に入れたい
- 後席用モニターや外装パーツなど、必要な装備だけを足したい
- 上級装備より、冬タイヤ、任意保険、メンテナンスの予算を先に確保したい
G e-4ORCEが向く人
- 送迎や長距離移動が多く、後席の快適性と上質感を重視する
- プロパイロット2.0やBOSE Premium Sound Systemなど、セットオプションを含めて検討したい
- 購入後に「上位装備を付けておけばよかった」と後悔しやすい
ただし、プロパイロット2.0は車両に対応装備を付けただけで全機能を永続的に使えるわけではありません。日産公式は、対応するNissanConnectサービスへの加入と、3D高精度地図データを最新状態に維持する必要があると案内しています。見積書には、車両のオプション代だけでなく、無料期間後のサービス料金も書き出してもらいましょう。
公式情報:エルグランド主要装備一覧・主要諸元表(PDF)、NissanConnect、360°セーフティアシスト(2026年7月26日確認)

乗り出し総額はXで約735万〜845万円、Gで約803万〜913万円
以下は公式見積額ではなく、現金購入を想定した概算です。東京地区で新規登録し、値引き・下取り・ローン金利を入れず、自動車税種別割を除く登録・税・保険・リサイクル等を25万〜55万円、ボディカラーや用品を20万〜100万円として計算しました。税の軽減、車庫証明を自分で行うか、希望ナンバー、納車費用、販売店手数料によって変わります。
| 項目 | X e-4ORCE | G e-4ORCE |
|---|---|---|
| 車両本体価格 | 6,897,000円 | 7,579,000円 |
| 税金・自賠責・登録・リサイクル・販売諸費用の目安 | 250,000〜550,000円 | 250,000〜550,000円 |
| 特別塗装色・メーカー/ディーラーオプションの目安 | 200,000〜1,000,000円 | 200,000〜1,000,000円 |
| 乗り出し総額の目安 | 7,347,000〜8,447,000円 | 8,029,000〜9,129,000円 |
現実には、フロアカーペットセットだけで119,900円、NissanConnectインフォテインメントシステム用の新車キットで190,780円です。後席専用モニターを加えると174,900円または176,000円、左右独立のシートバックパーソナルリヤモニターは261,000円です。家族向けの定番用品を選ぶだけでも20万〜50万円は増えやすく、外装パックまで選ぶとさらに上がります。
「オプション100万円は多すぎる」と感じる場合は、契約前に必須・あると便利・見た目だけの3列に分けてください。フロア保護や後席の利用頻度に直結する用品を先にし、イルミネーションや外装加飾は総額を確認してから追加するほうが、購入後の家計に無理が出にくくなります。
公式情報:日産エルグランド オプショナルパーツカタログ(PDF)(掲載内容・価格を2026年7月26日確認)。販売会社が価格を独自に決めるため、最終価格は店舗見積りで確認してください。
新型エルグランドに5年間乗る費用は約903万〜1,230万円
試算条件:現金購入、年間走行距離10,000km、5年間で50,000km。実燃費はカタログ値16.8km/Lより厳しめの11〜14km/L、レギュラーガソリン175〜190円/Lとして計算します。自動車税種別割を除く登録・法定費用25万〜55万円、用品20万〜100万円、任意保険を含む保険40万〜100万円、車検・点検・消耗品35万〜80万円、タイヤ15万〜35万円としました。駐車場、ローン金利、事故修理、洗車・コーティング、旅行先の高速料金、売却額は含みません。
| 費用 | 5年間の目安 | 考え方 |
|---|---|---|
| 車両本体 | X 6,897,000円 G 7,579,000円 |
2026年7月の東京地区メーカー希望小売価格 |
| 登録・税・自賠責・リサイクル・販売諸費用 | 250,000〜550,000円 | 登録地域、時期、代行項目、税優遇で変動 |
| 用品・特別塗装色 | 200,000〜1,000,000円 | カーペット中心から音響・後席モニター・外装まで |
| 自動車税種別割 | 約152,500円 | 1.5L以下を年30,500円×5年として試算。減免等は未反映 |
| 任意保険・更新分の自賠責 | 400,000〜1,000,000円 | 年齢、等級、運転者範囲、車両保険で大きく変動 |
| ガソリン | 約625,000〜864,000円 | 50,000km÷14〜11km/L×175〜190円/L |
| 点検・車検・オイル・消耗品 | 350,000〜800,000円 | メンテナンスパック、交換部品で変動 |
| 夏・冬タイヤ | 150,000〜350,000円 | サイズ、銘柄、ホイール有無、降雪地域で変動 |
| Xの5年合計 | 約9,025,000〜11,614,000円 | 駐車場・金利・売却額を除く |
| Gの5年合計 | 約9,707,000〜12,296,000円 | 駐車場・金利・売却額を除く |
月平均に直すと、車両代を含めてXは約15.0万〜19.4万円、Gは約16.2万〜20.5万円です。自宅駐車場が月2万円なら5年でさらに120万円、月4万円なら240万円増えます。都市部ではグレード差より駐車場代のほうが大きくなることもあります。
燃費16.8km/Lは国土交通省審査値で、日産も気象、渋滞、急発進、エアコン使用、タイヤ空気圧などで実際の値が変わると案内しています。家計表ではカタログ値をそのまま使わず、短距離や渋滞が多い家庭ほど11〜12km/L側で見ておくと安全です。
「月々4万円台」でも総額は800万円を超える
日産公式の残価設定型クレジット例では、X e-4ORCEを実質年率5.7%、60回、月1,000km契約、頭金150万円、ボーナス払い10万円×10回とした場合、2回目以降の月額は44,100円です。しかし、5年後に買い取る場合は最終回に3,517,000円を支払い、支払総額は8,183,395円になります。車両本体689万7,000円との差は約128万6,000円です。
G e-4ORCEの公式例は、特別塗装色60,500円を含む現金価格7,639,500円、頭金1,500,500円、2回目以降月54,800円、ボーナス10万円×10回です。5年後に買い取る場合の最終回は3,896,000円、支払総額は9,087,252円です。
月額表示には頭金、ボーナス払い、最終回の残価が収まっていません。契約走行距離を超えた場合や返却時の車両状態にも条件があります。次の3点を紙に書き、現金・通常ローン・残価設定型で比較してください。
- 5年間に実際に支払う頭金、毎月、ボーナスの合計
- 返却時の精算条件と、走行距離超過・傷・修復歴の扱い
- 5年後に乗り続ける場合の最終回支払額と再ローン金利
公式情報:日産 残価設定型クレジット/エルグランド(2026年7月26日確認)。実際の契約時は最新金利、審査、支払月、返却条件を販売店で再確認してください。

購入後に困りやすい5つの失敗と対策
1. 車両価格だけを予算にして、用品で50万円以上増える
フロアカーペット、新車キット、後席モニターを組み合わせるだけで30万〜45万円ほどになります。対策は、最初の見積りを「用品なし」「必需品のみ」「希望をすべて」の3通りでもらうことです。差額を見れば、見た目の用品にいくら払っているかがわかります。
2. プロパイロット2.0の維持条件を確認していない
対応装備とNissanConnectの契約は別に考える必要があります。対策は、無料期間、月額または年額、解約後に使えなくなる機能、地図更新条件を契約書の前に確認することです。支援機能は運転を代行するものではないため、試乗では作動条件と解除時の挙動も説明してもらいましょう。
3. 大きさは大丈夫でも、自宅や施設でドアを開けられない
車庫の幅だけでなく、ミラーを広げた状態、スライドドアを開いた状態、バックドアの上方と後方、機械式駐車場の重量制限まで確認が必要です。対策は、自宅車庫の入口・最狭部・高さを測り、よく行く病院や商業施設の駐車場で試乗車を使って確認することです。
4. 4WDだから冬タイヤ代を忘れる
e-4ORCEは発進や姿勢安定を助けますが、夏タイヤのまま雪道で安全に止まれるという意味ではありません。雪国や冬の旅行を予定するなら、スタッドレスタイヤ、ホイール、保管、交換工賃まで購入時の予算に入れます。
5. 月額が低いので残価設定型を選び、5年後の負担に驚く
公式例の月額には多額の頭金、ボーナス払い、最終回残価があります。対策は、月額ではなく支払総額で比較し、5年後に返す・買い取る・乗り換えるの3通りを試算することです。年間12,000kmを超えそうなら、月1,000km契約が生活に合うかも先に確認します。
アルファードなどと比べると、新型エルグランドはどんな立ち位置?
| 候補 | 価格の目安(税込) | 向いている人 | 確認したい違い |
|---|---|---|---|
| エルグランド X e-4ORCE | 6,897,000円 | 第3世代e-POWERの電動感と4WDを重視 | 全車e-4ORCEで2WDの安価な選択肢がない |
| トヨタ アルファード G HEV | 2WD 5,599,000円 E-Four 5,819,000円 |
購入価格、7人/8人、2WD/4WDの選択幅を重視 | 装備を同条件にそろえた見積額と納期 |
| トヨタ アルファード Z ガソリン | 2WD 5,599,000円 4WD 5,797,000円 |
上級ミニバンをより低い車両価格で検討したい | 燃料費、加速感、静粛性を実車で比較 |
| トヨタ ヴェルファイア Z Premier | ターボ2WD 6,749,600円〜 | 力強いターボや押し出しの強いデザインを重視 | 同価格帯での標準装備、4WD価格、燃料費 |
| 日産 セレナ e-POWER/e-4ORCE | 店舗で最新見積り | 豪華さより日常の取り回し、室内高、家族の使い勝手を優先 | 後席の乗り心地、荷室、車幅、プロパイロットの仕様 |
2026年6月改良後のアルファードG HEVは、エルグランドXより車両本体で107万8,000〜129万8,000円低い設定です。一方、新型エルグランドは標準でe-4ORCEの4WDとなり、第3世代e-POWERによるモーター駆動の感覚や運転の楽しさを前面に出しています。価格差だけで決めず、同じ条件の用品、運転支援、メンテナンスを含む見積りを取り、運転席と2列目の両方に乗って比較してください。
8人乗りが必須なら、標準X/Gが自分の希望定員に合うかを最初に確認します。高級ミニバンらしい後席を重視する場合でも、チャイルドシートを2台装着したまま3列目へ移動できるか、ベビーカーと旅行荷物が載るかは別問題です。家族の道具を持参した試乗が、カタログ比較より確実です。
公式情報:トヨタ「アルファード」「ヴェルファイア」2026年6月3日一部改良、アルファード 2026年6月WEBカタログ(PDF)、アルファード商品情報、ヴェルファイア商品情報、日産セレナ商品情報(2026年7月26日確認)
新型エルグランドを契約する前に確認すること
- 総額:車両、税・登録、リサイクル、販売諸費用、特別塗装色、全オプションを分けて表示してもらう
- グレード:Xに必要装備を追加した額と、Gの標準装備を含む額を同条件で比較する
- 定員とシート:普段の乗車人数、チャイルドシート、3列目への通路、荷物を実車で試す
- 車庫:入口、幅、高さ、傾斜、バックドア、機械式駐車場の重量制限を確認する
- 試乗:狭路、右左折、駐車、段差、高速道路を想定し、運転席だけでなく2列目・3列目にも乗る
- 運転支援:プロパイロット2.0の装着条件、NissanConnect料金、無料期間、利用条件を確認する
- 納期:グレード、色、メーカーオプションで納期がどう変わるか、登録予定月を書面で確認する
- 支払い:現金、通常ローン、残価設定型を支払総額と5年後の条件で比較する
- 保証:一般保証、特別保証、e-POWER関連部品、純正用品、延長保証の対象と免責を確認する
- 維持費:任意保険の事前見積り、冬タイヤ、点検パック、駐車場まで含めて月額化する
- 契約変更:契約後に変更できないメーカーオプション、キャンセル条件、違約金を署名前に確認する
- 下取り:新車値引きと下取り額を分け、少なくとももう1社で査定を取る
公式アクセサリーは用途から選ぶ
| 用品 | 公式掲載価格 | 選ぶ前の確認 |
|---|---|---|
| フロアカーペットセット(エクセレント) | 119,900円 | 1〜3列目、ラゲッジ、ステップを含むセット。単品販売の有無に注意 |
| 新車キット(MOPナビ用) | 190,780円 | カーペット、バイザー、ナンバー用品、画面保護など。単品合計とも比較 |
| 後席専用モニター(ルーフ取付) | 174,900〜176,000円 | ツインサンルーフ有無と対応ナビを確認 |
| シートバックパーソナルリヤモニター | 261,000円 | 左右2画面。対象グレード・取付パッケージ、購入時注文の条件を確認 |
| バックドアオープニングガード | 20,900円 | 荷物でバンパーを傷つけやすい家庭向け |
| ELGRANDサンシェード | 18,700円 | 青空駐車や夏の待機が多い場合に検討 |
| フロントダイナミックパック | 249,000円 | 外観中心。必需品を確保した後で総額を判断 |
掲載価格には取付費を含むものと、本体価格だけのものがあります。また、車両仕様、同時装着する用品、販売会社によって価格が変わる場合があります。後席モニターのように、グレードやメーカーオプションとの組み合わせに条件がある用品は、車両契約後では付けられない可能性があります。欲しい用品は商談の最初に一覧で渡してください。
公式情報:エルグランド アクセサリー、荷室アイテム、リヤエンターテインメント、オプショナルパーツカタログ(PDF)(2026年7月26日確認)
結論:予算800万円ならXを用品込みで、Gは900万円前後まで見る
新型エルグランドの最安価格はX e-4ORCEの689万7,000円ですが、現実的な乗り出しは735万〜845万円が目安です。G e-4ORCEは757万9,000円で、乗り出しは803万〜913万円を見ておくと、用品を選ぶ途中で予算が崩れにくくなります。
まずXの用品なし見積りを取り、家族に必要な用品だけを加えてください。その結果がGとの差68万2,000円に近づくなら、Gの標準装備と満足度を改めて比較します。5年間の総費用はXで約903万〜1,161万円、Gで約971万〜1,230万円。ローン金利、駐車場、売却額を入れると家庭ごとの差はさらに広がります。
最後の判断材料は、価格表より実車です。運転する人だけでなく、普段2列目や3列目に座る家族も一緒に試乗し、駐車、乗降、荷物、支払い総額の4点に納得できたグレードを選びましょう。