ZM6とデュトロZ EVを比較|積載・荷役・5年間の配送費用で選ぶ
公式情報の確認日:2026-09-08(JST)
日野デュトロ Z EVとZM6を選ぶときは、1便の荷物量と、1日に荷物を積み降ろす回数を先に整理しましょう。小口配送で頻繁に乗降する仕事と、重い荷物をまとめて運ぶ仕事では、必要な車両条件が異なります。両車の単価や公表航続距離だけで、どちらが得かを決める比較ではありません。
2026年モデルのデュトロ Z EVとZM6を比較
| 項目 | デュトロ Z EV | ZM6 |
|---|---|---|
| 比較対象 | 2026-06-02発表のZAB-XED100V-AAAAA | 公式製品情報と2024-10-18の導入事例。注文仕様は個別確認 |
| 最大積載量 | 950kg(上記型式) | 2,550kg(導入事例車) |
| 車両総重量 | 3,440kg(上記型式) | 製品ページで6,000kg |
| 総電力量 | 46.7kWh | 81.14kWh |
| 公表航続距離 | 184km・WLTCモード(国土交通省審査値) | 約180km・WLTP/UN-R154(導入事例) |
| 荷役の特徴 | 超低床・ウォークスルー構造 | 必要な荷台・ゲート・荷室内寸を注文仕様で確認 |
| 購入・リース | 希望する完成車、契約期間、整備範囲、充電器工事を指定して最新見積もりを取得 | |
出典:日野の2026-06-02発表、ZM6公式製品情報、ZM6導入事例。積載量は対象となる完成車の数値を確認してください。航続距離は測定条件がそろっておらず、4kmの差を実際の走行性能差と判断できません。

小口配送は、荷室への出入りを実車で確かめる
デュトロ Z EVを検討したいのは、1便の荷物が対象仕様の積載量に収まり、乗降と荷物の取り出しを何度も繰り返す使い方です。日野は荷役・積載の説明で超低床構造を案内しています。床が低いこと自体より、自社の荷物を持った状態でどこから乗り込み、どこへ置き、どの扉から出すかを見てください。
試乗・展示車の確認では、普段使う台車やケースの寸法を持参します。荷室の通路を塞がず積めるか、雨の日に濡らしたくない荷物を扱えるか、納品先の停車位置で扉を開けられるかを確認します。必要な積載量を超える場合は、車種を替えるだけでなく、便数やルートそのものの見直しが必要です。
重い荷物をまとめるなら、積載量と荷室容積を両方見る
ZM6の導入事例では積載重量2,550kgですが、必要な架装を付けた注文車で同じ値になるとは限りません。パレット、冷凍機、ゲート、棚などを含む完成車の仕様で確認しましょう。重量が収まっても荷室に入らなければ便数は減らせません。
「積載が大きいから運転者を減らせる」とは断定できません。配送先の時間指定や荷役の順番、納品先の進入条件によっては、1台に集約できない場合があります。運転者の免許条件も、車名ではなく完成車の車両総重量・最大積載量などと免許証を照合します。
荷役時間の差と、増便の費用を同じ表にする
同じ荷物・同じ配送先を運ぶ前提で、乗降、荷物の出し入れ、移動、充電待ち、追加便に要する時間を記録してください。低床車の扱いやすさと、大きい車両でまとめて運ぶ効果を、同じ配送件数で比べます。
計算例(改善実績ではありません):仮に1回の作業が10秒短くなり、それが1日80回あれば、差は800秒、13分20秒です。ただし、その分だけ人件費が減るとは限りません。実際の作業時間を測り、残業や増便が変わるかまで確認して初めて費用へ反映できます。
帰庫後の充電と、予備の運行手段を確認する
日野は環境性能ページで普通充電・急速充電への対応を案内しています。ZM6も含め、希望する車両の対応規格・受入電力と、営業所の充電器・電源を照合します。容量が大きい電池だから安心と考える前に、出庫までに必要な電力量を補えるかを確認してください。
遅い帰庫、連続する配送、冬季や空調の使用がある日は、通常日と分けて検証します。充電器が使えないときの代替施設についても、トラックが進入できるか、営業時間と待ち時間、料金まで確認しましょう。商用EVの充電計画もあわせてご覧ください。
5年間の支出は、同じ配送量で比較する
前提は保有5年、同じ配送量・サービス水準です。必要台数が異なる場合、単価ではなく必要台数分の合計を比べます。未確認の金額は0円にせず、税抜・税込も統一してください。
| 費用 | 確認する内容 |
|---|---|
| 車両・架装・用品 | 購入総額またはリースの初期費用と期間総額。必要台数分を計上 |
| 登録・税金・保険 | 購入時と継続分、同じ補償条件。リースに含む分を重複させない |
| 充電器・工事 | 機器、配線、受電容量の増強、保守、必要な口数 |
| 電気代 | 充電損失込みの購入電力量、基本料金増分、公共充電料 |
| 点検・車検・タイヤ | 交換回数と契約内外。保証対象外修理や代車も確認 |
| 配送・駐車・金利 | 増便、外注、駐車料金、利息・手数料。仮定と確定額を分ける |
| 終了時の費用 | 売却を見込まない合計、仮の売却額、リース返却費・残契約義務 |
たとえば年間12,000km、充電損失込みの購入電力量を0.5kWh/km、電力量単価を30円/kWhと仮定すると、電力量料金は年間180,000円、5年間900,000円です。両車の実測値ではなく、基本料金増分や設備費も含みません。自社ルートでの確認値へ置き換えてください。
購入方式では車両代と返済元金を二重に足さず、リース方式では月額に含む整備や保険を別に加算しません。契約期間、中途解約、距離超過、返却時の費用まで見積書で確認します。旧資料の「5年契約のみ」「購入できない」という条件を、確認せず現在の全仕様へ適用しないでください。
補助金は、型式と契約に合う条件を確認する
補助金の基準額だけで有利・不利は決められません。対象年度、登録する型式、用途、購入・リース、値引き、申請時期を確認します。LEVOの事業Q&Aと公募資料を参照し、補助金を織り込む前の支払額と、見込む額を分けてください。
本サイトの試算は概算の整理用で、交付額や受給の確約ではありません。リース料に補助金が反映済みなら再度差し引かず、補助金の入金前に必要な資金も確保できるか確認します。実際の申請や契約は販売先・執行団体の最新案内に従います。
比較相談に必要な情報をまとめる
- 最大の荷物重量と容積、台車・パレット・必要な架装
- 1日の配送件数、乗降回数、最長ルートの距離
- 帰庫と出庫時刻、充電場所と電源の状況
- 導入地域・台数・希望時期、購入またはリースの希望
- 運転者の条件、整備先、故障時の代車条件
荷物と配送条件に合うEVトラックを相談する
上の項目のうち、分かる範囲をご質問欄に記入してください。価格だけでなく、車両・充電・運行の確認事項を整理できます。
送信は購入契約ではありません。提供できる支援内容、価格、納期は個別確認となります。
ほかの候補はeCanter比較、エルフEV比較をご覧ください。記事中の公式資料は2026-09-08(JST)に確認しています。契約時点の完成車仕様と見積もりで最終確認してください。